最後に、ファイル名やフォルダー名に使えない文字について、理解しておきましょう。以下のようなエラーメッセージに見覚えがある人もいるかもしれませんね。

【Windows Tips】ファイル名で時短! おすすめのルールやNGな付け方を一気に理解する

特定の文字をファイル名に含めると、「ファイル名には次の文字は使えません」というエラーが表示されます。

次の表にまとめた半角文字は、Windowsではファイル名やフォルダー名に使用できません。全角文字なら使用できますが、前述の通り、そもそも全角の記号をファイル名に使うべきではありません。

\ 円記号
/ スラッシュ
: コロン
* アスタリスク
? クエスチョンマーク
ダブルクォーテーション
< > 不等号
| バーティカルバー

また、ほとんどないケースですが、長すぎるファイル名やフォルダー名を付けると削除や移動ができなくなります。ファイルシステムにNTFSを使用している場合、ファイル名やフォルダー名の文字長は256桁まで、パスの長さは260桁までに制限されています。

【Windows Tips】ファイル名で時短! おすすめのルールやNGな付け方を一気に理解する

パスの長さが260桁を超えている例。ファイルの削除や移動ができなくなります。

さらに、Windowsが予約している名前というものもあります。以下の文字列は、ファイル名やフォルダー名に使用できません。

  • com1
  • com2
  • com3
  • com4
  • com5
  • com6
  • com7
  • com8
  • com9
  • lpt1
  • lpt2
  • lpt3
  • lpt4
  • lpt5
  • lpt6
  • lpt7
  • lpt8
  • lpt9
  • con
  • nul
  • prn

【Windows Tips】ファイル名で時短! おすすめのルールやNGな付け方を一気に理解する

Windowsの予約語は、ファイル名やフォルダー名に使えません。

以上、ファイル名やフォルダー名を付けるときにおすすめのルールを紹介しました。

ルールを決めたところで、守らなければ意味がありません。複数人で作業するときには、ルールの目的と意味を関係者と共有することも重要です。

あらかじめマニュアルを用意したり、ファイル名のテンプレートとなるファイルを用意したりするものいいでしょう。作業効率の向上はかなり期待できるので、少しずつ取り組んでみてください。